畳に水をこぼした時の対処法|水とその他の液体もまとめて解説

水をこぼした畳を拭く 生活・日常のこと

「うわぁ、畳に水をこぼしちゃった」
どんどん染みていくのを見ながら慌てた経験はありませんか?

い草の畳は水や他の液体がしみ込む性質があって、そのまま放置するとカビや臭いの原因にもなってしまいます。また、畳の表面に色がついてしまうと、見た目も悪くなりますよね?

かずさん
かずさん

この記事では「こぼしちゃった~」の時に役立つ知識を紹介します

畳に水などの液体をこぼした時の対処法

畳に液体をこぼした時には、水とその他の液体で対処法が異なります。液体ごとに具体的な方法を紹介していきますね。

水をこぼした場合

コップの水をこぼす
もしも、畳に水をこぼした場合には以下の手順で対処しましょう。

  1. まず、できるだけ早く水を吸い取ります。
    乾いたタオルや雑巾、すぐ手に取れるようならティッシュペーパーでもいいです。
    吸い込ませる時のポイントは、力を入れないこと。
    力を入れると、水が畳に染みこませてしまいます。やさしく吸い取らせるようにしましょう。
  2. 次に、畳の表面を乾かします。
    ドライヤーや乾燥機、エアコンなどを使ってしっかり乾かします。ただし、ドライヤーは熱が高すぎると、畳が縮んだり変色したりするので様子を見ながらやってくださいね。

少量の水がここまででもいいですが、バケツを派手にこぼしてしまったなどで大量の水がしみ込んでしまった場合には、畳をはがして乾燥させるほうがいい場合もあります。

その場合は、以下の記事も参考にして、畳をはがして天日干しをすることを検討してみてください。自宅によくあるドライバーを使って、畳を持ち上げて天日干しする方法をご紹介しています。

雨漏りの場合

雨漏りに早く気付けた場合には、基本は水の場合と同じように対処してください。

ただし、長期不在をしていたりして、畳にカビが生えてしまっているような場合には、畳の内部に水が浸透してしまっている可能性が高いです。

そうなると、畳床がいたんでいる可能性があります。
黒カビが発生している場合にきれいにしたいなら、畳屋さんに連絡して対処していただくほうが賢明です。

畳屋さんに連絡したらどうなる?

畳の表面の畳表にカビが生えていても、畳床がそのまま使える場合には、張替えという方法がとられます。使えない場合には新調(新品の購入)ということになります。

カビが大きく出てしまった畳をきれいにする材料を買っている間に、畳の表替えができてしまうこともあります。

ですから、畳の状況がひどい場合には、プロに相談してみてくださいね。

ジュースや醤油など色つきの液体の場合

ジュースや醤油などの色つきの液体の場合は、以下の手順で対処します。

  1. まず、できるだけ早く畳の表面のジュースを吸い取ります。
    水と同じく、乾いたタオルや雑巾、すぐ手に取れるようならティッシュペーパーでもいいです。やさしく吸い取らてくださいね。
  2. 染みにならないように念をいれるなら、塩を液体をこぼしたところにかけます。しばらく待つと塩が液体を吸って湿ってきます。
  1. 液体を吸収した塩を掃除機で吸い込ませます。畳に塩が残ってしまったら、歯ブラシでかき出して改めて掃除機で吸い取りましょう。
  2. 最後に、固く絞ったタオルで水拭きしてからしっかり乾かします。乾かし方は、水のところで説明しているので参考にしてくださいね。

色が落ちにくい液体もある

色のついている液体には、コーヒーやお茶、ソースなどがありますね。

これらの液体は、ジュースよりも色が落ちにくい場合があります。

もし、自分で染み抜きを行う場合には、以下の記事も参考にしてくださいね。
自分で強力な洗剤や漂白剤を使うと、畳にダメージを与える可能性があるので慎重に行う必要があります。

ペットが粗相した場合

ペットが粗相した場合は、早く気付けば以下の手順で対処します。

ともちゃん
ともちゃん

愛犬が嬉しくて粗相するって、聞いたことがあります。

かずさん
かずさん

かわいいから怒れないけど、困りますよね

  1. すぐに気づいた場合には、一刻も早く乾いたタオルや雑巾で拭き取ります。
    近くにトイレ用シートがあれば、大量に吸わせられるのでぜひ使ってください。
    ゴシゴシするとオシッコが畳の中に浸透するので注意してください。
  2. その後に、湿っている範囲に塩をまいて水分を吸込ませます。
  3. 湿った塩を掃除機で吸い取ります。
  4. できれば、臭いを消すためにペット用の消臭スプレーをかけてから拭き取って、しっかり乾燥させます。

この記事のまとめ

この記事では、水とその他の液体に分けて解説しました。
もしも、畳に水などをこぼしてしまっても、手際よく対処すれば畳はそのまま使えますよ。

その場でしっかり対処することで、カビや臭いの原因になることを防いだり、シミになるのを予防することもできますのでぜひ参考にしてみてくださいね。