畳にカビが生えるのは湿度や通気性の問題が多いです。
カビは間違った方法で落とそうとすると広がってしまうので、正しい道具を使って取り除くことが重要です。
畳に生えるカビの特徴と対策
では、早速、畳に生えるカビの特徴と、畳をきれいに清潔に使うためのカビ対策についてお話してきます。
畳のカビの種類と見分け方
畳に発生するカビは主に黒カビ、白カビ、そして赤カビの3種類です。
黒カビはその名の通り、黒く湿度が高い環境で頻繁に見られます。白カビは白色または灰色で、綿のような形状をしており、乾燥した場所でよく発生します。
一方、赤カビはピンク色から赤褐色をしており、特に高温多湿な場所を好む特性があります。
これらのカビは、見た目と発生環境の違いがあるので、畳の現状を調べることにもついながります。また、カビの種類によっては、早期の対策が重要となります。
畳のカビの原因と対策
畳に発生するカビの原因となる要素は湿度と温度が中心になります。
特に湿度が高い梅雨期や夏季は、畳が湿気を吸収し易く、これがカビの発育に最適な環境を作り出します。また、暖房器具からの熱が畳に直接当たると、カビが生じやすくなるので注意が必要です。
対策としては、最初に湿度管理があげられます。加湿器の使用を抑え、除湿器を活用して湿度を適切に保つといいですよ。
次に、畳の定期的な裏返しや天日干しを行うことで、カビの発生を抑えることができます。
裏返しや、天日干しは現代社会では難しいですよね。。
裏返しや天日干しができない場合は、お部屋の風通しを良くすること、定期的な換気に気を配るようにしてみてください。
畳のカビ取りの基本
具体的に、畳のカビ取りに必要な道具と方法について説明しますね。
カビ取りに必要な道具
畳のカビ取りに必要なアイテムとして、まずは一般的な掃除ツールであるモップや掃除機が挙げられます。
これらは畳表面の黒カビを取り払うのに非常に効果的です。
さらに、カビを根絶やしにするためには、専用のカビ取りスプレーが必要です。このスプレーは、畳の繊維の奥深くまで浸透し、カビの菌を徹底的に除去します。
また、カビの再発を防ぐには、湿度を管理するための除湿器が重要なツールとなります。これにより畳の湿度を適切に保ち、カビの繁殖を防ぐことが可能となります。
そして最後に、カビの色素を取り除くためには、水と混ぜて使うタイプの漂白剤が有効です。ただし、畳にダメージを与えないように十分注意しましょう。
畳のカビ除去の手順
畳のカビ取りの基本手順としては、まず最初に乾いたタオルで畳を丁寧に拭きます。
次に、カビ取りスプレーを使用し、カビが生えている部分に直接スプレーします。このスプレーは、カビやその他の菌を効果的に除去することができます。
スプレーした後は、一定の時間放置し乾燥させ、その後で乾拭きを行います。黒カビには特に注意が必要で、しっかりと除去することが大切です。
カビ取り後のメンテナンス
カビ取りを行った後のメンテナンスも重要で、カビが再発しないように畳を定期的に乾燥させることが重要です。
また、湿度をコントロールするために、除湿器の使用も考慮すると良いでしょう。これらの適切なカビ取りと継続的なメンテナンスによって、畳を長く保つことが可能になり、快適な生活空間を維持することができます。
カビがひどい場合には…
カビが深刻な場合、ハウスクリーニングや畳の交換が最良の解決策となります。
クリーニングや畳の交換には一定のコストは必要ですがやむをえないことかもしれません。
もし交換を検討する場合には、次にご紹介する「畳の選び方でのカビ対策」も参考にしてみてください。
畳の選びでのカビ対策
長期間家を空けたり、お部屋の環境によっては「どうしても畳にカビが発生しやすい状況だ」という方もいるかもしれませんよね?
湿気が籠りやすい環境や、長期不在で換気ができないこともありますよね
そんな場合は、畳の交換の際に「カビが発生しずらい畳」を検討してみてください。
従来の畳は「い草」が素材ですが、最近はい草以外でも、「樹脂製の畳」や「和紙製の畳」など、カビが発生しずらいように考えられている畳が出ています。
同じ畳に交換しても同じ状況になりそうでしたら、ぜひ、畳の素材を変えることを検討してみてくださいね。
この記事のまとめ
快適な畳生活を実現するために、畳のカビ予防と対策は欠かせませんよね。万が一、畳にカビが発生してしまったら、早い段階で取り除きましょう。
また、長期不在や湿気が籠りやすいなどの環境の影響が避けられない場合には、カビが発生しずらい畳への交換も検討してみてください。