畳の部屋は日本の伝統的な住空間ですが、最近では洋室に押されて、少なくなってきているようにも思います。
でも、畳の部屋には和の趣や癒しの効果がありますし、洋のアイテムを上手に取り入れれば、和モダンな空間を演出することができますよ。
この記事では、畳の部屋のインテリアで悩んでいる人に向けて、和モダン空間を演出する畳部屋のおしゃれなインテリア術を紹介してみようと思います。
和モダンとは
和モダンとは、和と洋の要素を融合させた空間デザインのことです。
和モダンな空間は、和の落ち着きと洋のモダンさを兼ね備えており、おしゃれで快適な住空間になります。
畳部屋への洋のアイテムの取り入れ方
和室の畳部屋を和モダンに変えるには、洋のアイテムを上手に取り入れることが重要です。でも、洋のアイテムを無造作に置くと、和の雰囲気を壊してしまうこともあります。
そこで、和室への洋のアイテムの取り入れ方の3つのコツを紹介します。
障子やカーテンを変える
畳部屋を和モダンにする時には、障子やカーテンを「ロールスクリーン」や「プリーツスクリーン」に付け変えるのも簡単でおしゃれな部屋にする方法です。
カーテンのお部屋は、これだけでもガラリと印象が変わりますよ~
ロールスクリーンやプリーツスクリーンは、和紙を使ったものもあるのでおすすめですよ。
色や素材の調和を考える
和のアイテムは、木や竹や土などの自然素材や、茶や緑などの落ち着いた色が多いので、洋のアイテムもそれに合わせて自然素材や落ち着いた色のものを選ぶと合わせやすいでしょう。
畳の部屋は、自然素材が多く使われているアジアンの家具や雑貨、北欧の雑貨や家具との相性もいいですよ。
サイズと形の傾向を合わせる
和室にのアイテムは、高さが低いや四角い形が多いです。
すでにそんなアイテムが置かれているなら、目立つアイテムに寄せて洋のアイテムもそれに合わせて、高さが低いものや、四角い形のものを選ぶと良いでしょう。
和と洋を融合したデザインを取り入れる
和と洋を融合させているデザインを取り入れるのも、おすすめ方法です。
先ほどご紹介した「和紙のプリーツスクリーン」もそのひとつですが
例えば、和の柄や模様をあしらったクッションやカーテン、洋式の機能を持った和風のテーブルやチェアなどがあります。
畳のケアは必要になりますが、ローソファーやローチェアもおすすめアイテムですよ。
畳の色とのコーディネートの考え方
和モダンな空間を演出する畳部屋には、畳の色とのコーディネートの考え方も重要です。
畳の色は、部屋の印象を大きく左右する要素です。
一般的に、畳の色は、緑や茶などの自然色が多いですが、最近では、白や黒などのモノトーン色や、赤や青などのカラフルな色の畳もあります。畳の色の選び方は、部屋のイメージや好みに合わせて自由に選ぶことができますが、コーディネートの考え方としては、以下のようなポイントがあります。
色合わせ
畳の色と壁紙やカーテンの色との調和を考えること。
畳の色と壁紙やカーテンの色が同じ色や似た色だと、部屋が暗くなったり、単調になったりすることがあります。そこで、畳の色と壁紙やカーテンの色は、異なる色や対照的な色にすると、部屋に明るさやメリハリが出ます。
アクセント
畳の色と家具や小物の色とのアクセントを考えること。
畳の色と家具や小物の色が同じ色や似た色だと、部屋がまとまりすぎたり、地味になったりすることがあります。そこで、畳の色と家具や小物の色は、異なる色や鮮やかな色にすると、部屋に華やかさや個性が出ます。
畳の敷き方の工夫、市松敷き
和モダンな空間を演出する畳部屋には、畳の敷き方の工夫も効果的です。
畳の敷き方として、一般的には、畳の縁が直角になるように敷くことが多いですが、最近では、畳の縁が斜めになるように敷く市松敷きという方法もあります。
市松敷きは、畳の縁が交互に現れることで、部屋に動きやリズムが生まれます。また、市松敷きは、畳の色を変えることで、部屋にパターンやコントラストが生まれます。市松敷きは、和モダンな空間にぴったりの畳の敷き方です。
畳に合わせたモダンな家具
和モダンな空間を演出する畳部屋には、畳に合わせたモダンな家具を選ぶと良いでしょう。畳に合わせたモダンな家具とは、畳の高さや色に合わせて、低めやシンプルなデザインの家具のことです。
例えば、畳の高さに合わせたローテーブルやローソファ、畳の色に合わせた木製や白色の家具などがあります。これらの家具は、畳の部屋に馴染みやすく、和モダンな空間にマッチします。
畳部屋での照明の選び方
和モダンな空間を演出する畳部屋には、照明の選び方も大切です。照明の選び方として、以下のようなポイントがあります。
和風の照明選ぶ場合には、和のアイテムとの調和を考えて選びましょう。
木や和紙など天然素材が使われている照明や、暖かみのある光や柔らかい光が和室には似合います。調光可能なものを選ぶと良いでしょう。
洋風の照明を選ぶ場合には、シンプルでスタイリッシュなデザインが合わせやすいです。その場合は、明るい光やシャープな光も似合います。
部屋の用途も考えて照明を配置する
照明は、部屋の用途に合わせて、照明の位置や方向を変えることも効果的です。
例えば、部屋が広い場合は、照明を複数設置するのも素敵です。また、部屋が狭い場合は、照明を一つだけ設置して、部屋の中心に光を落とすのもおしゃれです。
この記事のまとめ
この記事では、和モダン空間を演出する畳部屋のおしゃれなインテリア術を紹介しました。この記事で紹介したインテリア術を参考にして和モダンな空間を演出する畳部屋を作ってみてください。