畳の掃除方法|効率的!種類別に分かりやすく解説

畳の掃除 生活・日常のこと

畳は汚れを放置しておくとカビやダニなどのトラブルも起こりやすいので、適切な掃除方法を知っておくことが大切です。

この記事では、畳の種類と掃除方法、便利なお手入れグッズと道具、汚れの対処方法と掃除頻度などについて紹介します。

畳の種類と掃除方法

畳の種類は大きく分けて、純和風畳とモダン畳の2種類に分類 されます。

それぞれの特徴とお手入れのポイントを見ていきましょう。

純和風畳の掃除

純和風畳は、畳表に「い草」を使用し、畳縁には綿や麻などの布を縫い付けたものです。

お手入れのポイント

純和風畳を掃除する時には、柔らかいブラシや掃除機で表面のほこりやゴミを取り除きます。掃除機をかけるときは、畳表の繊維に沿って動かすようにしましょう。

畳縁は布製です。汚れが目立つ場合は、中性洗剤を薄めた水で拭いた後、乾いた布で水分を拭き取ります。
畳表や畳縁にシミができた場合は、シミの種類によって、適切な方法を選びましょう。

モダン畳の掃除

モダン畳は、畳表にポリプロピレンやポリエステルなどの化学繊維を使用している畳です。
化学繊維は天然のい草に比べて耐久性が高く、色や柄のバリエーションも豊富です。また、ビニールや合皮樹脂は水や油に強く、天然のい草と比較して汚れにくいです。

お手入れのポイント

モダン畳の掃除方法は、素材のバリエーションが豊富なので購入時の取扱説明書に従っていただくのが安心です。

ただし、そうはいっても畳です。
純和風畳と同じように編まれているものについては、基本的な掃除方法は同じです。

畳表は柔らかいブラシや掃除機で表面のほこりやゴミを取り除きます。掃除機をかけるときは、畳表の繊維に沿って動かすようにしましょう。

シミができた場合は、取扱説明書を確認して素材に合わせたシミ取りを行いましょう。

便利なお手入れグッズと道具

畳の掃除には、専用のグッズや道具を使うと、より効果的にお手入れできます。ここでは、畳クリーナー、お手入れに便利なブラシや布巾などについて紹介します。

畳クリーナーの選び方と基本の使い方

畳クリーナーとは、畳表に散布してから掃除機で吸い取ることで、畳の汚れや臭いを除去するグッズです。

畳クリーナーは、畳の種類に合わせて選びましょう。
畳専用のものもあれば、畳しにも使える他の掃除場所との兼用の商品もあります。また、ダニやカビの予防効果があるものもあるので検討してみるのもいいでしょう。

使い方や散布量は、製品の説明に従いましょう。
掃除のポイントとしては、シミにならないようにし

箒や布巾の使い方

畳の掃除には、箒や布巾などの道具も活用しましょう。

箒は、畳表の表面のほこりやゴミを掻き出すのに便利です。ブラシは、柔らかいものを選びましょう。硬いものは、畳表の繊維を傷める可能性があります。箒は畳表の繊維に沿って動かすようにしましょう。

布巾は、綿や麻などの天然素材のものを選ぶのがおすすめです。化学繊維のものは、畳表の繊維に絡まる可能性があります。布巾を使うときは、水分をしっかり絞ってから拭くようにしましょう。

畳を拭く

水拭きをした後は乾燥させることを忘れずに。換気を行い、カーペットなどはしっかり乾いてから敷くようにしましょう。

畳の掃除の頻度と季節ごとのケア

畳は、掃除の頻度や季節によって、異なるケアが必要です。掃除の頻度と季節ごとの畳のケアは、以下のとおりです。

掃除の頻度

畳の掃除の頻度は、使用状況や汚れ具合によって異なりますが、一般的には、週に1回程度の掃除が目安です。

掃除するときは、畳表の表面のほこりやゴミを掃除機やブラシで取り除きます。掃除機をかけるときは、畳表の繊維に沿って動かすようにしましょう。

季節ごとの畳のケア

畳の季節ごとの畳のケアは、以下のとおりです。

春は、花粉やほこりなどのアレルギー物質が多く飛散する時期です。
畳は、アレルギー物質を吸着しやすいので、掃除機やブラシでこまめに掃除しましょう。また、ダニやカビの予防のために、畳クリーナーや畳専用の掃除機などを使って、しっかりと除去しましょう。

夏は、湿度が高く、畳がカビやダニに発生しやすい時期です。
畳は、湿気を吸収・放出する性質があるので、除湿器や扇風機などで空気の循環を促しましょう。

また、純和風畳の場合は、日光に当てることで、い草の色や香りを保つことができます。日光に当てるときは、畳表の表と裏を交互に当てるようにしましょう。また、直射日光は畳表の色あせや乾燥を招くので、遮光カーテンなどで適度に調節しましょう。

秋は、気温が下がり、畳が乾燥しやすい時期です。
畳は、乾燥すると、畳表が縮んだり、ひび割れたりする可能性があります。畳の乾燥を防ぐために、加湿器や水を入れた容器などで湿度を保ちましょう。

また、純和風畳の場合は、日光に当てることで、い草の色や香りを保つことができます。日光に当てるときは、畳表の表と裏を交互に当てるようにしましょう。

また、直射日光は畳表の色あせや乾燥を招くので、遮光カーテンなどで適度に調節しましょう。

冬は、暖房器具の使用により、畳が温度差によるダメージを受けやすい時期です。

畳は、温度差によって、畳表が縮んだり伸びたりすると、畳の寿命が短くなります。畳の温度差によるダメージを防ぐために、暖房器具の近くに畳を置かないようにしましょう。また、加湿器や水を入れた容器などで湿度を保ちましょう。

この記事のまとめ

畳の種類と掃除方法、便利なお手入れグッズと道具、汚れの対処方法と掃除頻度について紹介しました。畳は日本の伝統的な床材であり、正しいお手入れ方法を知ることで長く美しく使うことができます。

畳を大切にお手入れして、快適な居住空間を作りましょう。